死神の精度*伊坂幸太郎


死神の精度 (文春文庫)
文藝春秋
伊坂 幸太郎


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誰が死のうと、私には関係もなければ興味もない。
けれど、私は今日も、
人の死を見定める為にわざわざ出向いてくる。
なぜか? 仕事だからだ。

クールでちょっとズレてる死神、千葉が出会った6つの物語。




伊坂作品で1番好きな話です。



死神の視点で書かれてるから、
人間にとっては当たり前の事が変に感じられて
新鮮だったり笑えたりする。

ステーキを食べてる人に、
「死んだ牛は旨いか」
って聞いたり、

片思い、という言葉を
いい大人が口にするには度胸がいる、
と言った人に
「悪い大人ならいいのか」
と真顔で聞き返したり;;


でも、何気ない一言が核心をついてたりして、
それもすごく良かった。



あと、情景描写が好みでした。

"足元で、地面が舌なめずりをするかのような音が鳴る"

"私は立ち尽くして、空を受け止めるように目を瞑る"

とかは、
あ、判るなぁって思って、
映画を見てるみたいな気分になった。



短編集みたいな形だけど、
最後に、リンクしてる所が判ったりして、
伏線が巧みな伊坂さんらしい作品です。


リンクといえば
伊坂さんの『重力ピエロ』って本の主人公が、
この本にもちょっとだけ登場してるんです。
こういうのがあるから
伊坂作品は読むのやめられないw

重力ピエロの方も結構好きな話だから、
いつか感想書きたいです。

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